読書

やっと読書する暇ができました。
というワケで、いわゆる衝動買いです。
なんか7千いくらとかいうレジのおばちゃんの声が聞こえたような気がしましたが。
 

藤原道長の日常生活 (講談社現代新書)

藤原道長の日常生活 (講談社現代新書)

好きな歴史上の人物は、という問いに
  
藤原道長
 
と答える人はまずいないでしょう。
逆にいたら面白いですが。まあそういうイメージです。
一日中遊び呆けている平安貴族の代表格みたいな。
本書を読めば、従来イメージは払拭されるでしょう。
実は藤原道長という人物、
かなりアツイ人間のようでして、
しょっちゅう感動して泣いてます。
スクール☆ウォーズの滝沢先生並です。
 
イソップぅ〜
 
みたいな。
ところで、平安貴族ってホント忙しかったんですね。
深夜まで会議して、その後女性のところに忍び込んで、
まあいろいろとやってらっしゃるワケですから。
あらゆる意味で島耕作以上ですよね。凄いなあ。
 
采配

采配

野球にまるで興味ない、というかむしろ嫌いなんですが、
監督在任中はすべて優勝に絡む成績をあげていたということで、
著者には以前から興味をもってたんですよね。
勝負の世界で常に優勝争いできるということ自体、相当なレアケースなので、
なんか面白いメソッドがあるのではなかろうかと。
内容は期待を裏切りませんよ。文章上手ですし。
著者に対する従来イメージは、
超合理主義かつマキャベリ的勝利至上主義みたいなカンジかと思いますが、
実は前述の藤原道長と同じく、すごく情実溢れる指揮官だと思います。
一言でいうと、とてもアツイ人なんだなあと。
ただ、チームの勝利のためには、無駄なことやマイナスになることは
決してしゃべらず。行動で示す。こんなカンジですかね。
まあとにかくすばらしい。感動しました。
  
高校数学でわかる統計学―本格的に理解するために (ブルーバックス)

高校数学でわかる統計学―本格的に理解するために (ブルーバックス)

かれこれ10年以上数学から遠ざかってたもんで、
リハビリがてら、超簡単なところから、というワケで購入。
ホントはベイズ統計学に興味を持ってるんですが、
やっぱりクラシカルなところも思い出そうと。
で、まあ〜すっかり忘れてますね。
パチスロで食い繋いでいたときは区間推定とかよくやってたんですけどね。
やっぱり証明を読みたくなっちゃうのは元数学科だからでしょうか。
本書では結構省略されてますけどね。まあそれでいいと思うんですけど、
一通り思い出すのには役に立ちました。
 
科学する麻雀 (講談社現代新書)

科学する麻雀 (講談社現代新書)

多少疑義がある部分がありますが、かなり興味深いです。
麻雀はパターンとそれに伴うデータ量が多すぎて
実際のデータ収集が現実的でないなあ、なんて思ってましたが、
今や東風荘のデータがあるんですもんねえ。すごいなあ。
さて、東風荘データによると打ち手の実力は
平均2.5位の標準偏差0.15の正規分布に従うそうですが、
平均何位以上だとショバ代引いた収支がプラスになるんですかね、
なんてつい実戦で考えてしまいますが、
リハビリがてら、ヒマな時に自分で計算してみます。